お店の開店時間は、もう少し柔軟にした方がいいと思いますが、どうでしょうか?
以前、7泊8日で借りているCDを先週と同じく6枚あることを思い出して慌てて返しに行ったことがある。毎回返すのを忘れていて、自分自身なかなか学習しないな~と自戒しながら、今回はしっかり中身とケースが一致しているかを確認してから車を走らせた。
たまたま今日の出勤は昼からだったので、ついでに前回誰かに借りられていて借りられなかったCDを思い出したが、まだ10時の開店10分前である。最近は、暑い日が続いて正直ぐったりだが、そのときは、もの凄く寒く震えていたことを覚えている。ガラスドアの中では、店員さんがいて作業をしたので、ガラス越しに手を振ったら、困ったような顔をされてしまった。
このCDのレンタルショップに限らず、個人経営の商店以外はたいていのお店が10時開店をしっかり守っている。市や県が運営する研修会場では、研修生が集まっていても絶対に定時にならないと開けないので研修生の評判が悪い。店舗の場合でも基本は同じだと思うがどうだろうか?
数回、現所属会社で招聘したアメリカの顧客満足で有名な百貨店の元副社長ベッティー・サンダースが、セミナーの中で言っていたことを思い出した。
ベッティー・サンダースは、
10時の開店前にお客様が並んでいるのを見て、
「買い物をしたいとわざわざ来ているし、準備ができているのに、ドアを開けない理由が分からない。」
と思ったそうである。
言われてみると、今まで当たり前に思っていたことなので不思議に思わなかったけど、
「確かにそうだな~」と感じた。
また、以前、取材させていただいた経常利益8%の驚異のスーパー オオゼキでは、お客様が来たらドンドンお店の中に入ってもらい、朝のミーティングで店長以下が話しているところをお客様が見ていることもあるという。常識では考えられないが、こうしたことで、お客様とのリレーションシップを確立している。まさに、関係性マーケティングの好例であると感じた。
一方、私が住んでいる横浜駅の百貨店では、仕掛け時計の鐘の音がなると同時にセレモニーのようにドアが開き「いらっしゃいませ」と、きちんと並んだスタッフからお辞儀される。これはこれで待っている楽しみもある。
開店時間をしっかり守るかどうか?については、実際のところメリットとデメリットがあり難しいと思うが、状況に応じて柔軟にしてもいいと個人的には思う。
いずれにしても、当たり前に思っていることを問い直してみることが重要ですね!(≡^∇^≡)